自分は万引きなんて・・
そう思っていても、魔が差してしまう瞬間が誰にでもあるのかもしれません。
というのも、毎年10万件を超える万引き件数が確認されているのです。
実際の万引き件数はもっと多いでしょう。
では万引きというのは「どのくらいの確率でバレている」のでしょうか。
気になる数値を調べてみました。
万引きがバレる確率は・・67%!?
2017年度版犯罪白書によると、
- 万引きの被害届の数→約11万件
- 検挙された人数→7万4,000件
- 万引きの検挙率→約67パーセント
このデータによると、(被害届が出されている件の)万引きの犯人が逮捕された割合は「67%」ということです。
店側が万引きを見つけても、被害届を出さないケースも多いので・・
「万引き」全ての件数に対する「犯人検挙率」は、もっと低いといえますね。
では、「万引き」という行為自体がバレる確率はどのくらいなのでしょうか?
バレるにしても「その場で見つかる場合」と「後日見つかる場合」があります。
その場でばれる確率は店しだい
万引きがその場でバレる確率は、お店によってかなり変わってきます。
独時の万引きマニュアルを備えてるお店や、万引きGメンがいるようなお店だったら、現行犯でばれる可能性が高くなります。
監視カメラがしっかり付いていて、守衛室やバックヤードで見ている場合も見つかりやすいでしょう。
挙動不審な動きをする人物がいると、店員に連絡が行く防犯カメラも普及しています。
商品を持ち出すと、警報が鳴り響く「タグ」が付いていることも多いですね。
ただし、「死角だらけで監視カメラも防犯システムもないようなお店」だったら・・
言いたくはありませんが『その場で見つかる可能性はかなり低い』です。
後日バレる確率は100%
その場で見つからなくても、万引きはいつかはバレます。
というのも、お店というのは月に1度ほど「棚卸」といって、在庫管理をしていますからね。
仕入れ金額と売り上げ、在庫の誤差から「万引き被害」に気付かないことはありません。
自分のお店で万引きをやられたとなれば、お店の人は今まで以上に警戒します。
万引きによる利益の損失は、店にとってかなりのダメージ。
再犯防止策を取らねば死活問題ですからね。
コンビニやスーパーなどは必ず監視カメラがあるので、監視カメラをチェックして万引き犯に目星を付けています。
お店によっては、顔がはっきりわかる精度の高いカメラを導入している場合も。
防犯カメラの映像から人物を特定して、店員の間で犯人画像情報をシェアしている店もあります。
警察に被害届を提出して、画像が証拠として認められれば「後日逮捕」という可能性も出てきますね。
たとえ証拠となる映像がなくとも、店の人は「万引き犯がいる事実」には必ず気づいています。
お店の人が万引きに気づく確率は、100%に近いといえます。
万引きを「バレない」と勘違いして、「やってみよう」もしくは「次またやってみよう」と思っている人がいたら、絶対にやめること。
万引きはれっきとした「窃盗」ですからね。窃盗罪で捕まるのはイヤでしょう?
万引きによって苦しむ人がいること
万引きというのは気軽にやっていいものではありません。
遊び感覚で万引きを繰り返した結果、「お店が立ち行かなくなる可能性」だってあるのです。
例えば本、1,000円の本が売れても利益は200円ちょっと。
1,000円の本が一冊売れたとしても、一冊盗られていたらトータルで「マイナス800円」。
5冊売らないと損失は取り戻せません。
万引きが原因で、閉店に追い込まれることも。
そして一度万引きに成功すると、また同じスリルを味わいたくなるのか・・
盗癖といって、クセになって万引きがやめられない人もいます。
実際、窃盗の逮捕者の中には2回目、3回と捕まっている人も少なくありません。
一度ついてしまった悪癖は簡単には治らないものです。
他人のためにも、自分のためにも「万引き」には決して手を出してはいけません。
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まとめ
もし出来心で万引きを行ってしまった場合、謝罪や返金に行くことは難しいかもしれません。
ただし、お店には100パーセントバレていることは肝に銘じておきましょう。
決して繰り返さないことが大切です。
そして「出来心」や「遊び半分」でやってしまう万引きで、生活に困る人がいることをお忘れなく。