2025年7月12日、元衆議院議員の金子恵美氏が、石破茂首相の街頭演説に放ったコメントが痛快すぎると話題になっている。
事の発端は、石破首相の「なめられてたまるか」という対米関税交渉に関する強気発言。しかし、その言葉に中身はあったのか? 金子氏はこの“威勢アピール”を、まるで紙を切るようにスパッと斬り捨てた。
「選挙期間中ということもあって威勢の良いことを言っているのでしょうけれども、こうした状況をつくってしまったのは石破総理ご自身なのではないですかね」
言い訳がましく、いつまでもグダグダと「自立」だの「同盟国としての信義」だのと語り続ける石破首相に対し、金子氏のこの一言はまさにカウンターの直撃。「そもそもそうなった原因は、あなたの外交手腕のなさでは?」というシンプルかつ本質的な指摘だ。
さらに彼女は、国益に直結する場面で感情をむき出しにした態度についても冷徹に評価する。
「ああいう態度をとることが国益上、この関税の話を進めていく上で、とってもマイナス」
石破氏が好んで使う“理論的な説明”は、ともすれば冗長で要領を得ず、聞く側を疲弊させる。対して金子氏の言葉は、一刀両断。長々と説明する必要もない、真理を突いた数行の言葉で、場を制した。
この「口だけ威勢」でごまかそうとする政権の構図に、SNSでも喝采が集まっている。
「金子さんの言う通り」「石破節って、結局中身がないよね」「痛快すぎて笑った」
といった声が次々に投稿され、まさに“喝破”という言葉がふさわしい反響だ。
石破政権が本当に必要としているのは、言葉の力ではなく、結果を出す交渉力。選挙前に威勢の良い言葉を振りかざしても、過去の失策が帳消しになるわけではない。
金子氏のコメントは、ぐだぐだとした“石破節”に対する、最高に爽快な斬撃だった。