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川中だいじ氏は中立か、それとも左派系シンボルか?

川中だいじ氏とは

川中だいじ氏(2010年生まれ)は大阪市在住の中学生ジャーナリストで、「日本中学生新聞」を創刊し、自ら街頭や選挙現場に足を運んで与野党問わず政治家へ突撃取材を行っています。SNSやYouTubeでの発信力は同世代を大きく超え、テレビ、雑誌、ネットメディアにも頻繁に登場。中学生ながら政界関係者やメディア界隈で広く知られる存在となっています。

活動と思想傾向

川中氏は「全候補を平等に取材する」と公言していますが、活動テーマ、発言内容、交流する人物から見えるのは、リベラル〜左派的価値観に親和的な傾向です。

  • 政策関心:核兵器禁止条約の批准、脱原発、教育現場の校則見直し、2025大阪・関西万博への批判など。これらは共産党や社民党など左派勢力が強く主張するテーマと一致します。
  • 発言傾向:「参政党はネオナチ政党」との強い言葉を使用し、特定政党に対しては容赦のない批判を展開。一方、左派系議員や市民活動には肯定的な論調が目立ちます。
  • 交流人物:社民党・福島みずほ氏、フリージャーナリスト・畠山理仁氏、大椿ゆうこ氏など、左派系や市民派で著名な人物と接点多数。
  • 出演媒体:デモクラシータイムス、路上のラジオ、週刊金曜日、Arc Timesなど、リベラル・左派寄りの論調を持つ媒体が中心。

共産党との接点

2023年10月、共産党機関紙『しんぶん赤旗』日曜版に特集として掲載され、小学生時代の大阪都構想反対の意見表明や原発批判の記事執筆などが紹介されました。2024年には共産党系市民団体「大阪革新懇」主催のシンポジウムで発言し、万博批判という共通テーマで協調する場面もありました。ただし、共産党との組織的な関係や党員である事実はなく、あくまでテーマの一致による接点に留まっています。

社民党との親和性

福島みずほ氏とは複数回の接触があり、取材や対話を通じて距離が近い様子が見られます。福島氏も川中氏を若手ジャーナリストとして好意的に評価しており、社民党系の労働運動家や市民活動家との交流も増加。これにより、共産党単独ではなく社民党を含む幅広い左派文化圏とのつながりが強固になっています。

中立性の評価

形式的には全政党取材を行っていますが、テーマの選び方や発言、交流ネットワークには明確なバイアスが見られます。「中立」や「中道」というより、実質的には左派系オピニオンジャーナリスト、または若年活動家としての性格が強いと評価されます。特に批判対象となる政党や思想に対しては断定的表現が多く、報道と意見表明の境界が曖昧です。

まとめ

川中だいじ氏は、若さゆえの柔軟さと行動力を武器に発信を続けていますが、その内容には左派的価値観が色濃く反映されています。共産党だけでなく、社民党や市民派も含めた「広義の左翼文化圏」の影響下にあり、中立的な報道機関というよりも、思想的立場のある個人メディアと見るべきでしょう。信頼性を高めるためには、自身の立ち位置を明示し、事実報道と主観的論評の線引きを明確にすることが求められます。

 

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