概要
韓国の市民団体「平和の風(ピョンファパラム)」は、2003年頃に設立された草の根型の平和運動団体です。軍事基地問題、環境保護、人権擁護をテーマに、韓国内外で巡礼・文化イベント・国際連帯活動を展開しており、近年は沖縄や宮古島での活動も注目を集めています。
団体の成り立ちと活動理念
- 設立:2003年前後、韓国のカトリック司祭・文正鉉(ムン・ジョンヒョン)氏らが中心となって設立
- 名称:「평화바람(ピョンファバラム)」=日本語直訳で「平和の風」
- 理念:「歌い、歩き、連帯する」—文化活動を通じて平和を広げることを目的としています。
- 特徴:
- 巡礼型の平和運動(各地を訪問し現地活動と連帯)
- 歌やダンスなどの文化パフォーマンスを用いた抗議・啓発
- 市民参加型ワークショップや国際交流の促進
主な活動実績
- 済州島・江汀(カンジョン)海軍基地反対運動
- 韓国政府による海軍基地建設に対抗し、地元住民や環境団体と連携。
- 軍山(群山)平和博物館プロジェクト
- 軍事施設跡地を平和教育の場に転換する取り組み。
- 国内外での巡礼活動
- 韓国内の米軍基地反対運動(平沢・大愚里など)
- 沖縄、台湾、フィリピンなどの“基地の島”との国際連帯イベント参加。
沖縄・宮古島との関わり
国際連帯の文脈
平和の風は、沖縄や宮古島を含む南西諸島の基地問題に強い関心を持っています。沖縄の「5.15平和行進」や宮古島の住民集会にも参加し、現地団体と連携しながら軍備強化への反対を表明しています。
韓国から沖縄への参加理由
- アジア太平洋地域における軍事基地ネットワークへの懸念
- 日本と韓国の市民団体同士による平和運動の歴史的連帯
- 環境破壊や住民生活への影響を共有するための情報交換
宮古島自衛隊駐屯地前の「ダンス動画」騒動
2025年9月初旬、SNS上で「韓国の左翼活動家『平和の風』が宮古島の陸上自衛隊駐屯地正門前でダンスを披露した」という動画が拡散しました。
- 現状のポイント
- 出典:X(旧Twitter)上の個人投稿、および一部まとめサイト
- 信頼性:現時点では主要メディアでの裏付け報道はなし
- 動画出演者が実際に「平和の風」メンバーであるかどうかは未確認
このため、現状では「平和の風」本体の関与は断定できず、SNS発の未検証情報として扱う必要があります。
清水早子氏との関連
沖縄・宮古島の反基地運動で知られる市民活動家、清水早子氏が一部SNSで言及されています。
- 宮古島平和運動連絡協議会共同代表
- 「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」事務局長
- 宮古島で20年以上、反基地・反自衛隊活動を続ける中心人物
動画と清水氏との関係は直接的には確認できておらず、SNSでの印象的な“つなげ方”に留まっています。
まとめ
- 「平和の風」は韓国発の実在する平和市民団体
- 沖縄・宮古島の基地問題とも国際連帯の一環として関わりを持つ
- 宮古島での「ダンス動画」騒動はSNS発で現時点では未検証情報
- 清水早子氏との関連性は不明確で、誤解を避けるため事実確認が必要
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