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石破総理、就任から11か月で辞任意向固める|次期総裁は誰に?

2025年9月7日、石破茂総理が辞任の意向を固めたことが複数のメディアで報じられました。本日午後6時から記者会見を行い、正式に表明する見通しです。


1. 石破政権はなぜ短命に終わったのか

石破総理は2024年10月に就任したばかりで、わずか11か月で辞任することになります。戦後日本の歴代政権と比べても異例の短命です。

主な要因

  • 参院選大敗が決定打
    2025年7月の参議院選挙で自民党は大きく議席を減らし、党内で「石破路線では勝てない」という声が強まりました。
  • 党内融和の失敗
    石破氏は非主流派出身で、安倍・菅・麻生ラインとの関係修復に苦労。若手からも「改革不足」、保守派からは「防衛政策後退」と批判が集中。
  • 小泉進次郎氏の存在感
    農水相である小泉氏は「ポスト石破」として党内外から注目され、実質的に“石破おろし”の旗振り役となったと見られています。
  • 決断力不足の印象
    防衛費増税、景気対策、社会保障制度など重要政策で「先送り」感が強く、支持率低下を招きました。

2. 次期総裁=次期総理候補は誰か

石破総理の辞任表明に伴い、自民党は近く臨時総裁選を行う見通しです。現時点で有力視されているのは以下の3名です。

候補者特徴支持基盤
小泉進次郎(農水相)若手・改革派の象徴。石破おろしの中心人物。中堅・若手議員、地方票に強い
高市早苗(前総務相)保守派の代表格。防衛・経済安全保障政策に強い。安倍・麻生派の支援基盤
岸田文雄(前首相)「再登板」説が浮上。財政・外交に安定感。宏池会系、官僚・財界とのパイプ

次期総裁選は党内権力闘争の色が強く、小泉氏 vs 高市氏の対立構図になる可能性が高まっています。


3. なぜ解散総選挙はしないのか

公明党幹部は「総理が解散・総選挙を選択しなかったのは良かった」と発言しています。解散が見送られた理由は以下の通りです。

解散を避ける理由

  1. 与党大敗直後で政権基盤が弱い
    7月参院選で議席を失ったばかりで解散すれば、さらに惨敗するリスクが高い。
  2. 党内対立の火種を増やしたくない
    石破総理は党内融和を最優先し、解散による混乱を避けたと見られます。
  3. 公明党との連立維持
    公明党が強く解散回避を希望しており、自民党としても関係維持を優先。
  4. 臨時総裁選での立て直しを優先
    まずは新総裁を選出して体制を整えた後、総選挙で有利に戦う狙いです。

4. 今後のスケジュール

  • 9月7日18時:石破総理 記者会見
  • 9月8日:自民党執行部が臨時総裁選日程を協議
  • 9月下旬〜10月初旬:次期総裁選実施予定
  • 年内解散は回避の公算大

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