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有名人こそSNS発信を控えるべきではないか? — チョコプラ松尾発言への反論

導入

お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿さんが、SNSをめぐる発言で「素人はSNSで発信するな」と述べたことが波紋を呼んでいます。文脈としては、誹謗中傷やトラブルを防ぐための意見であるものの、これに対して「むしろ一般人よりも有名人の方がSNSでのリスクが大きいのではないか」という反論も成り立ちます。本記事では、その観点から詳しく考えていきます。


有名人がSNSで失敗した事例

政治家・公人

  • 地方議員や国会議員が不用意な投稿で差別的・暴言的と受け止められ炎上、辞職に追い込まれた例が多数。
  • 公職にある人物の発言は「政策判断」「政治信条」として報じられ、社会的影響が甚大。

芸能人

  • 不倫やスキャンダルを“匂わせる”投稿で週刊誌に利用される。
  • 飲食店・宿泊先でのマナー違反写真を公開して炎上。
  • コロナ禍では外出や飲み会の写真が批判を浴びるケースが続出。

スポーツ選手

  • 試合直後の感情的なポストが相手選手や審判への侮辱と受け止められる。
  • 若い頃の不適切な投稿が掘り返され、スポンサー契約解除につながった事例も。

企業・団体公式アカウント

  • 広告キャンペーンが差別的と批判され炎上。
  • 「炎上商法」を狙ったが逆効果でブランド価値を失うケースも。

なぜ有名人の方がSNSリスクが大きいのか

  1. 影響力の大きさ:数万〜数百万のフォロワーを抱えるため、発言が瞬時に拡散。
  2. 社会的責任:公人や有名人は「模範性」が求められるため、一般人よりも失言の重みが大きい。
  3. 報道されやすい:一般人の発言は一過性でも、有名人の投稿はテレビや新聞でニュース化される。
  4. 商業的損失:芸能事務所やスポンサー契約に直結するため、金銭的なダメージが甚大。

一般人のSNSと比較して

  • 一般人のSNSはたしかに誹謗中傷の温床になることもありますが、多くの場合は小規模な範囲で収まる。
  • それに対して有名人は「一言」で世論を動かすことすらあり、社会全体への影響力が桁違い。
  • したがって、「危うい発信を控えるべき」対象はむしろ有名人側だと言えるでしょう。

結論

松尾さんの「素人はSNSで発信するな」という意見は、誹謗中傷に対する危機感から出たものでしょう。しかし現実を見ると、SNSで大きなトラブルを引き起こしてきたのはむしろ公人・有名人です。社会的影響力が強い立場にある人ほど、発信には細心の注意を払うべきです。つまり、SNS発信を控えるべきは「素人」ではなく「有名人」こそ、という反論が成立します。

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