以前、このチャンネルでは「YouTube『信頼できないコンテンツ』収益化停止が急増中|直近数カ月のBAN祭りと対策まとめ」という動画を公開しました。
実は当チャンネル自身も、2026年1月にYouTube上でペナルティを受け、収益化に関する機能が停止していました。
それから5カ月以上、チャンネルの更新をほぼ止めた状態が続いていましたが、最近になって収益化画面が再び表示されるようになりました。
ところが、収益化画面に表示されていた参加条件は未達の状態でした。
そのため、公開動画の再生時間などをもう一度積み上げなければ収益化できないと思っていたのですが、その後、特に条件を達成していないにもかかわらず、突然チャンネルの収益化が復活しました。
今回は、収益化停止から復活までに何をしたのか、なぜ突然復活したのか、停止の原因として何が考えられるのか、そして同じようなペナルティを受けた他のチャンネルがどうなっているのかをまとめます。
YouTubeの収益化が停止されてから復活するまで
当チャンネルがペナルティを受けたのは、2026年1月のことでした。
当時は収益化停止に対して再申請を行いましたが、残念ながら申請は認められませんでした。どの動画のどの部分が決定的な問題だったのかも、はっきりとは分かりませんでした。
約1年かけて収益化条件を達成し、その後半年ほど収益が発生していました。動画制作にかけた費用を、ようやく回収できそうなところまで収益が伸び始めていただけに、非常に厳しい結果でした。
再申請も通らなかったため、その後は動画投稿を停止。5カ月以上にわたって、チャンネルをほぼ放置する状態となりました。
その間に行ったことは、主に次のとおりです。
- 収益化停止に対する再申請
- 再申請が認められなかったため、チャンネル更新を停止
- 問題になった可能性がある動画を確認
- 内容や素材が危ういと思われる動画を削除
- 後から表示された違反者向けのポリシートレーニングを受講
- YouTubeのサポートへ状況を問い合わせ
しばらくしてYouTube Studioを確認すると、それまで表示されていなかった違反者向けのポリシートレーニングが利用できる状態になっていました。
そこでトレーニングを受講したところ、収益化に関する画面が再び表示されました。
ただし、その時点では収益化が完全に復活したわけではありませんでした。
収益化の参加条件が未達と表示された
収益化画面が復活した時点では、チャンネル登録者数以外の参加条件が未達と表示されていました。
当チャンネルの登録者数は1,600人を超えているため、登録者数の条件は満たしています。
しかし、5カ月以上動画を投稿しなかったことで、過去の再生時間が直近12カ月の集計対象から順番に外れていました。さらに、問題がある可能性を考えて削除した動画の再生時間も、収益化条件には加算されません。
YouTubeのサポートにも問い合わせましたが、その際には「直近90日間に公開動画を3本投稿するという条件が未達です」という趣旨の回答を受けました。
ところが、公開動画3本の条件だけでなく、動画の有効な公開再生時間についても、収益化画面上では条件を満たしていませんでした。
そのため、この時点では、再び動画を投稿しながら視聴時間を積み上げ、収益化条件を一から達成し直す必要があると考えていました。
条件未達のまま突然収益化が復活
ところが、その後、状況が急に変わりました。
収益化の参加条件を新たに達成したわけではないにもかかわらず、チャンネルの収益化が突然復活したのです。
公開動画を新たに3本投稿したわけでもなく、有効な公開動画の総再生時間が短期間で条件を超えたわけでもありません。
それでも収益化機能が再び利用できる状態になりました。
そのため、今回のケースでは、新しいチャンネルが初めてYouTubeパートナープログラムへ申請する場合と同じ条件ではなく、以前収益化されていたチャンネルの資格回復として処理された可能性があります。
一度YouTubeパートナープログラムに参加していたチャンネルの資格回復と、新規チャンネルの参加審査では、内部の処理が異なるのかもしれません。
ただし、YouTubeから復活理由を詳しく説明する連絡は届いていないため、正確な条件は分かっていません。
なぜ収益化が復活したのか
今回の収益化復活については、いくつかの可能性が考えられます。
ポリシートレーニング受講後の処理
一つ目は、違反者向けのポリシートレーニングを受講したことです。
トレーニングを受けたことで、YouTube側にポリシーを確認したことが記録され、チャンネルの状態を再判定する処理が行われた可能性があります。
ただし、ポリシートレーニングを受講した直後にすべての警告が消えるわけではありません。
YouTubeの案内では、対象となる警告についてトレーニングを受けた後、同じ違反を一定期間繰り返さなければ、警告が失効する仕組みになっています。
そのため、トレーニングの受講だけが直接の原因だったとは断定できません。
新しい違反がない状態で一定期間が経過した
二つ目は、新しい違反がない状態で一定期間が経過したことです。
YouTubeの公式ヘルプには、コミュニティガイドラインや著作権に関する問題を解決できない場合でも、過去3カ月間に新しい問題が発生しておらず、ポリシーに準拠してチャンネルを利用していれば、収益化資格が回復される場合があると記載されています。
当チャンネルは、最初の再申請が認められた後ではなく、再申請が認められなかった後に5カ月以上投稿を停止しています。
この期間には新しい動画をほとんど投稿していないため、当然ながら新たな違反も発生していません。
さらに、問題になった可能性がある動画を整理し、ポリシートレーニングも受講しました。
今回の経過を考えると、単純に受講ボタンを押したことだけではなく、一定期間新たな問題が発生しなかったことが、収益化復活の大きな条件になった可能性があります。
サポートへの問い合わせが影響した可能性
三つ目は、YouTubeのサポートへ問い合わせたことです。
サポートからは、「公開動画3本の条件が未達」という説明を受けただけで、収益化を復活させるという回答はありませんでした。
そのため、サポート担当者が直接収益化を復活させた可能性は高くないと考えています。
一方で、問い合わせを行ったことでチャンネルの状態が内部で確認され、表示や判定の再処理が行われた可能性までは否定できません。
実際にサポートへの連絡が影響したのか、それとも単なるタイミングの一致だったのかは分かりません。
YouTube Studioへの反映に時間差があった
もう一つ考えられるのが、YouTube内部の判定と、YouTube Studioの画面表示に時間差があったことです。
ポリシートレーニングの受講や一定期間の経過によって、内部では収益化資格を回復する処理が始まっていたものの、最初は通常の新規参加条件が画面に表示されていた可能性があります。
その後、判定やデータの同期が完了し、以前の収益化資格が復元されたとも考えられます。
現時点では、次のどれか一つが決定的な理由だったと断定することはできません。
- ポリシートレーニングを受講したこと
- 新しい違反がない状態で一定期間が経過したこと
- 問題のありそうな動画を整理したこと
- サポートへ問い合わせたこと
- YouTube内部の審査や画面反映に時間差があったこと
おそらくは、これらのうち複数の条件が重なり、最終的に収益化資格が回復したのではないかと考えています。
収益化停止の原因として考えられること
YouTubeからは、どの動画のどの表現が決定的な原因だったのか、具体的には示されていません。そのため、ここからは当チャンネルの投稿状況を振り返ったうえでの推測になります。
いじめ告発に関するトレンドを追いすぎた
停止前の当チャンネルでは、学校やいじめの告発情報が相次いで話題になっていたため、それらを扱う動画を何本も投稿していました。
当時は注目度が高く、再生されやすいテーマでもあったため、似た分野のニュースを続けて追ってしまった面があります。
しかし、いじめに関する話題には、未成年者、暴力、嫌がらせ、個人への告発など、YouTubeが慎重に扱っている要素が複数含まれます。
個々の動画だけを見れば報道や解説を目的とした内容でも、チャンネル全体でセンシティブなテーマを連続して投稿したことにより、リスクの高いチャンネルと判定された可能性があります。
フリー素材や動画内の表現に問題があった可能性
動画にはフリー素材を使用していましたが、その中には、暴力やいじめを連想させる表現など、現在振り返ると少し危うい素材もありました。
また、動画タイトル、字幕、ナレーションなどで、暴力に関係する言葉を使用する機会も増えていました。
特定のキーワードを使っただけで即座に収益化が停止されるとは限りません。しかし、映像、タイトル、字幕、説明文、扱っている人物の属性などが組み合わさり、総合的にセンシティブなコンテンツと判断された可能性は否定できません。
特に未成年者が関係する事件や告発を扱う場合は、成人同士の政治問題や社会問題よりも慎重な表現が必要だったと考えています。
大量停止の時期に巻き込まれた可能性
もう一つ考えられるのが、YouTube側による大規模な審査や自動判定の影響です。
2026年1-5月頃には、当チャンネル以外でも、それまで特に問題があるようには見えなかったチャンネルが、収益化停止や各種ペナルティを受けたという報告が数多く見られました。
そのため、当チャンネルに明確な重大違反があったというより、審査基準の変更や一斉チェックの時期に巻き込まれた可能性も考えられます。
実際、後から表示されたポリシートレーニングの内容を確認しても、当チャンネルが明確に該当していると思える項目は、ほとんどありませんでした。
もちろん、これは当チャンネル側の見方にすぎません。自動判定では、制作者が意図していなかった部分が問題と判断されることもあります。
したがって、「完全な誤判定だった」と断定することも、「いじめ関連動画だけが原因だった」と断定することもできないのが実情です。
同じように停止された他のチャンネルはどうなったのか
収益化停止が相次いだ時期には、YouTubeやSNS上で、同じような状況を報告するチャンネルが複数確認できました。
停止直後には、そのまま更新が途絶えたチャンネルも少なくありませんでした。一方、最近になって確認してみると、動画投稿を再開しているチャンネルや、収益化に関する機能が戻ったと思われるチャンネルも、ちらほら見つかります。
すべてのチャンネルが同じ方法で復活したとは限りません。
一定期間待ったケース、問題がありそうな動画を整理したケース、再申請したケース、ポリシートレーニングを受けたケースなど、それぞれ状況は異なると考えられます。
それでも、ペナルティを受けた時点でチャンネルが完全に終わるとは限らず、時間を置いて復活できる可能性があることは分かってきました。
収益化停止後に注意したいこと
今回の経験から、収益化停止や警告を受けた場合は、まずYouTube Studioと通知メールを詳しく確認することが重要です。
再申請や異議申し立てをする場合は、先に動画を削除しない方がよいケースがあります。YouTubeは異議申し立ての際に現在のチャンネル状態を確認するため、審査前に動画を削除すると、本来の制作内容を説明しにくくなる可能性があるためです。
一方、異議申し立てが認められず、将来の再申請や資格回復に向けてチャンネルを改善する段階では、動画、タイトル、サムネイル、説明文、使用素材などを改めて確認する必要があります。
また、ポリシートレーニングがすぐに表示されるとは限りません。当チャンネルのように、時間が経過してから受講できる状態になるケースもあるため、停止後も定期的にYouTube Studioを確認した方がよいでしょう。
そして、収益化画面に参加条件の未達が表示されたとしても、それが最終的な結果とは限りません。
以前収益化されていたチャンネルの場合は、一定期間後に資格回復として処理される可能性があります。
収益化は復活、ここからチャンネルを再始動
当チャンネルは、約1年かけて収益化し、半年ほど収益を得たところで突然停止しました。
再申請は認められず、その後5カ月以上にわたって動画投稿を休止。問題がありそうな動画の整理やポリシートレーニングの受講を行いました。
収益化画面が戻った後も、動画3本の公開条件や再生時間が未達と表示され、一度は収益化条件を最初から達成し直す必要があると考えていました。
しかし、その予想に反して、条件未達の状態から突然収益化が復活しました。
正確な復活条件は、現在も分かっていません。
それでも、収益化停止を受けたチャンネルが必ずしもそのまま終了するわけではなく、新しい違反を起こさずに一定期間待ち、必要な対応を行うことで復活する可能性があることは、今回の経験から分かりました。
今後は、政治、経済、社会問題などを分かりやすく解説する従来の方向性を維持しながら、センシティブな事件や未成年者に関係する題材の扱いには、これまで以上に注意していきます。
止まっていたチャンネルを再び動かし、今度こそ安定した運営と収益化の継続を目指します。
同じように突然の収益化停止や警告を受けている方にとって、今回の事例が一つの参考になれば幸いです。