万引き犯を監視する、万引きGメン。
「Gメン」なんてちょっとカッコいい響きですよね。
『万引きGメン・二階堂雪』という人気ドラマもありました。
万引き犯を捕まえ、その人の心の闇に迫る・・・木の実ナナさんの颯爽としたイメージそのものです。
でも実際のところ、万引きGメンってどうしたらなれるのでしょうか?誰でもなれるの?
お給料も気になりますね!
そんな「万引きGメン」について、どこで募集しているのか、給料や必要な資格なども調べてみました。
万引きGメンの給料は?
万引きGメンは通常、警備会社に所属して、スーパーなどの店舗に派遣されます。
警備の仕事は数種類に分類されており、万引きGメンは「保安警備」と呼ばれる職種になります。
警備会社よって異なりますが、給与の相場は
- 時給:1,000円~1,300円
- 月給:15万円~20万円
といったところ。
特に給料がいいというわけではありませんね。
雇用形態は、
- 正社員
- 契約社員
- パート
時間給制の、契約社員やパートの雇用が多いようです。
キャリアを積むと店舗側から指名が入って、指名料がプラスされることもあります。
歩合制でない理由
万引きGメンは、基本的に時給や月給の「固定給」制です。
どうせなら、捕まえた分だけ給与に反映される「歩合制」のほうがいいのでは?
実際に、以前は歩合制だったという話もあります。
ただ、お金の為に躍起になって万引き犯を捕まえようとすると、冤罪が起こりやすくなります。
無実なのに万引きを疑われたりしたら、そのお店には二度と行きませんよね。
下手したら逆に訴えられかねません。
これでは警備会社も店舗もリスクが大きいので、捕まえた人数に関係なく給与が支払われています。
もちろん万引き犯を多く捕まえられれば、実績に見合った給料に昇給も可能です。
万引きGメンになる為に必要な資格は?
実は、万引きGメンになる為に特別な資格は必要ありません。
18歳以上で健康なら応募できます。
「万引きGメン」ではなく、「請負警備員」や「私服保安警備員」といった名目で求人されている場合も。
「私服保安員」という民間資格もありますが、取得していなくても応募することはできます。
未経験でも、事前研修があるので大丈夫とのこと。
正義感さえあれば、誰でも万引きGメンにはなれるのです!
万引きGメンの仕事内容
万引きGメンの仕事は、万引きをしている人がいないか店の中で監視すること。
警察ではないので、万引き犯を見つけても逮捕は出来ません。
お会計をせずに店の外に出たところで、声をかけます。
万引きGメンの人の体験談を見てみると・・
- 一日歩き回るので非常に疲れます
- 非常に孤独です。基本は1名での勤務ですし、お店の人とも必要最低限しか会話しません。
- お店の商品ロスを少しでも減らそうと取り組んでいるところを、店長さんからお褒めのお声掛けをいただきました
引用:日本保安
とにかくずっと歩き回るので体力が必要な仕事ですね。
Gメンである事を万引き犯に気付かれてしまうと、万引きの現場を監視することができません。
なので、Gメンは目立たないように一般の買い物客のフリをして、店内を歩き回る必要があります。
とても神経を使う仕事なのです。
万引き犯を捕まえる事が出来なくても、ロスが減った実績を認められる場合もあるようですが・・
ただボーっと歩いているだけでは、お店側からの評判はよくないようですね。
- 細かいところに気が付ける人
- とっさに万引き犯を見分ける判断力のある人
- 1人でもサボらない意思の強い人
といった適正は必要かもしれません。
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まとめ
健康な体と正義感があれば、誰でも万引きGメンになることが可能です。
ただし、ドラマとは違って非常に地道な仕事です。
お給料もそこそこ・・
それでも気になるようなら、アナタも万引きGメンデビューをしてみては!?