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佐伯チズ|ファンデーションもスキンケア?独自美容法と破産危機の過去

佐伯チズ

画像引用:リジョブ

高価な化粧品ではなく、手ごろな化粧水を使った「ローションパック」を広めた佐伯チズさん。

佐伯さんが考案したオリジナルのスキンケアは「佐伯式」と呼ばれ、多くの人に支持されています。

60歳を過ぎて初めて出版した本が大ヒット、会社を立ち上げて事業は順調かと思いきや・・

突然に会社を乗っ取られたとの告白。

まさに波乱万丈な佐伯チズさんの経歴について調べてみました。

 

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佐伯(さえき)チズ|プロフィールまとめ

  • 氏名:佐伯 チズ
  • 生年月日:1943年6月23日(2019年現在76歳)
  • 出身:満州(現在の中国)生まれ
  • 学歴:成安女子高校(京都産業大学付属高等学校)卒業
  • 結婚:1967年に佐伯 有教(ありのり)氏と結婚
  • 職歴:ゲラン(1967~1982頃)、クリスチャンディオール(1985~2003)
  • 肩書:美容・生活アドバイザー、アトリエ サエキ主宰、成安造形大学客員教授

佐伯チズさんは第二次世界大戦中に満州で生まれ、終戦前に父の実家の大分へ移住します。

その後父親が家に戻らなくなり、母の実家のある滋賀へ。

母親も駆け落ちをして家に戻らなくなってしまったため、中学校を出るまで母方の祖父母に育てられました。

高校時代は大阪の伯母の元で過ごします。

高校卒業後は、大阪の光学機器メーカーへ就職、その後東京の美容専門学校に通い、銀座松屋美容室で働くように。

佐伯さんが美容に興味を持ったのは中学時代で、オードリーヘップバーンに憧れていたそうです。

東京で美容の仕事に就く夢を叶えた後、大阪の会社時代の上司だったカメラ製造技師の佐伯 有教(ありのり)氏と結婚。

有教氏には、東京で美容の職に就くことについても相談に乗ってもらっていたようです。

幸せな結婚生活からどん底へ

結婚後は東京での仕事は辞め、ご主人の住む大阪に転居した佐伯チズさん。

その後、高級化粧品メーカーのゲランに入社。

10歳年上のご主人は仕事にも理解があり、好きな仕事をすることを後押してくれたのですね。

ただ、1983年に夫の有教氏のガンが発覚し、チズさんは仕事を辞めて最期を看取ります。

ご主人がガンで帰らぬ人になってしまった後は精神的に病んでしまい、43歳にして髪の毛が白髪になってしまったそう。

美容家に転身

数年間の引きこもり生活のあと、友人の紹介でクリスチャンディオールに就職。

帝国ホテル内のエステサロンを任されるようになると、予約の取れない「ゴッドハンド」エステティシャンとして有名に。

エステティシャン時代に独自の美容法を産み出した佐伯さんは、退職後に執筆した「頼るな化粧品!顔を洗うのをおやめなさい」が40万部を超えるベストセラーとなります。

高級化粧品会社に勤務していたエステシャンが「高級化粧品に頼るな」なんて言うので、かなり話題になりましたよね。

ちなみに「美齢塾」を主宰されている評論家の「金美齢」(きん びれい)さんは、ぱっと見似てらっしゃいますが別人です。

ファンデもスキンケア?ユニークな化粧法

佐伯チズさんといえば「ローションパック美容法」。

やり方はまず、コットンを水で湿らせておきます。

そこに化粧水をふりかけ、顔に3分間くっ付けてパックします。

水分を多めに含ませた化粧水を、じっくりと肌に浸透させるのがポイントだそう。

高価なパックが主流だった時代に、普段使っている化粧水と水でパックができるというのは画期的でした。

佐伯式ローションパック用の「専用コットン」も販売されていますよ。

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チズさんは基本、ノーファンデ派のようですが、付ける時にはリキッドファンデをたっぷり付けます。

手でしっかり馴染ませるので、ベースメイクもスキンケアの一部なのだそう。

佐伯チズさんの事業の推移

  • 2003年 個人会社「チズ・コーポレーション」を立ち上げる 
  • 2003年 サロン・ドール・マ・ボーテ(エステサロン)開業
  • 2004年 東京代々木で総合美容施設「ビューティータワー」プロデュース
  • 2006年 コットンなどを販売する物販会社「株式会社コンコード」設立、化粧品「チズビー」の開発・販売
  • 2008年 銀座8丁目のビルにエステルームオープン、エステティシャン養成学校もオープン

銀座にお店を構えるまでは、佐伯さんの事業はまさに順風満帆でした。

この後、2011年の東日本大震災がきっかけで経営が悪化していきます。

2015年には経営悪化により、エステルーム「サロン・ドール・マ・ボーテ」などは銀座から撤退しています。

 

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2億円使い込み!?裏切りの告白

佐伯チズさんは2017年、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューで「10年ほどマネジメントや会社の経営を任せていた女性に、出資した2億円を使い込まれた」と告白します。

彼女と、彼女が連れてきた男性に会社を乗っ取られたんです。言われるがままに出資した個人の2億円も、使途不明金のまま消えてしまいました。物販会社は私の手を離れ、「佐伯チズ」の商標の大半や、顧客名簿も持っていかれました。

引用:AERA

佐伯さんによると、マネジメントを任せていた女性「Aさん」は

  • 仕事を勝手に断る
  • 勝手に雑誌に連載を持つ
  • 佐伯さんのかわりにテレビの収録に行く
  • スキンケア商品の開発を勝手にする

などを行っていたとのこと。

佐伯さんは、Aさんの辞職後にこのことを知ったそうです。

ちょうどAさんが辞職した頃、佐伯さんの会社は銀座の店舗から撤退しています。

さらに2016年には物販会社「コンコード」は手放すことに。

「コンコード」は現在は「クラージェ株式会社」(代表篠田和利)と社名変更しています。

コンコードは、佐伯さんが開発した化粧品の商標「CHIZBY」を持っていたので、「CHIZBY」の化粧品は現在もショッピングサイトなどで「クラージェ」から購入することはできます。

 

後継者にするつもりだった女性とは?

佐伯さんによると、Aさんとの関係は

  • 2003年 パーティーで受付をしていたAさんと知り合う
  • 2004年 Aさん事務所に入社
  • 2006年 Aさんを関連会社の副社長に抜擢
  • 2008年 会社の実印を預け、取締役の仕事も任せる
  • 2011年 2億円の出資を求められ出資

と、出会ってから急速に親密になっていますね。

この経歴にあてはまるのが、佐伯チズさんのマネージメントをしていた、水井真理子さんと言われています。

2人の関係がギクシャクしてきたのは、2億円の融資の後でしょうか。

2013年にチズさんの70歳をお祝いする「古希のパーティー」で、チズさんはこの女性に違和感を持ったと言っています。

パーティーは、桑田真澄さんや福山雅治さんがゲストで登場する豪華なものでしたが・・

古希のお祝いは13年7月にグランドハイアット東京で盛大にやってもらったんだけど、そのときも首をかしげることが多くて。知らないうちに5人ぐらい発起人が増えてた。彼女が美容ライターとして世話になろうとしていた人たちなのよね。

引用:AERA

佐伯チズ古希パーティー

画像引用:numero

この時壇上にいたのが、パーティーの発起人のようです。一番右に佐伯チズさんがいますね。

司会の南美希子さんも美しい白のスーツ、左から安倍さん、入江さん、海野さん、小田さん、倉田さん、平さん、藤原さん、松本さん、吉田さん、度会さん。
そして先生の左隣の奥ゆかしい女性…先生の右腕である水井真理子さん。

引用:numero

 

主役のチズさんはパーティーの間中ずっと壇上にいるように指示されており、進行の流れがまるで「後継者のお披露目」みたいだと感じたとのこと。

その後、A さんから1億円の追加融資の話を持ち掛けられられます。

そんな矢先、「さらに1億円を出資してほしい」と迫られた。心の糸がきれたのは、「もし銀行への借金が返せなかったらどうするの?」と尋ねたときだ。「Aは、『自己破産すればいいじゃない。大阪の家を売ってもいいし』って。こんな言い方ありますか」

引用:女性自身

その後、2015年にAさんは退社しています。

 

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口コミ掲示板の意見

この件について、掲示板のGirls Channel(ガールズちゃんねる)では・・

エステティシャンだから一時期、佐伯さんに憧れてた
佐伯さんのサロンで働いてみたいなって思ったりもしたなぁ
お気の毒です

一方的にこの人が被害者として発言してるけど、相手の言い分もありそう
言ったもん勝ちになる

警察に言えば?
個人の資産を経営に回すのはおかしいし、素人に経営を任せるのもおかしいわ

引用:Girls Channel(ガールズちゃんねる)

チズさんに同情する意見と、お金のことを全て人に任せるのは良くないという意見も多いです。

佐伯さんがAさんに依存するようになったのは、Aさんに対する思い入れが強すぎたのでしょうか。

お子さんのいなかった佐伯さんは、Aさんに養子になることも打診していました。

事業をAさんに任せて、75歳で引退したいと考えていた時期もあるようです。

一方、Aさんにしてみれば、チズコーポレーションでの仕事は「あくまで仕事」と考えていたのかも?

それでも事業が上手くいっている間はよかったのですが、経営が悪化すると両者の気持ちのすれ違いが露呈した感じですね。

 

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まとめ

佐伯チズさんの経歴は、一口に語り尽くせない物があります。

特に、元マネージャーのAさんとの確執は、精神的にも金銭的にも辛い物だったでしょうね。

事業を縮小した後、佐伯さんの会社「チズコーポレーション」は、2019年7月には業務拡大により日本橋茅場町に本社を移転をしています。

「チズビー」の商標は人の手に渡ってしまいましたが、2016年にはオリジナル化粧品「チズアンゼルス」発売。

2017年には「チズサエキ ジャパン・ラ・サロン・コスメ・ローズラメラ」も発売しています。

ブログにはこんな一文も・・

類似ブランド、ならびに類似サイトにご注意ください

【CHIZUBY】は現在、佐伯チズプロデュースではございません。

引用:佐伯チズオフィシャルブログ 「願えば、かなう」

講演やブログでの発信も活発にされていて、これからのご活躍も楽しみですね。

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