専業主婦って、いつも家に居るのがあたりまえって思われがちですよね。
そのせいか、人知れず「引きこもり主婦」になっていることも。
そんな彼女たちの日常を綴ったブログが人気でして・・
人気の「引きこもり妻ブログ」について調べてみました!
引きこもり主婦ブログ|人気の3選
月間に1,600万人以上が利用する、ブログランキングサイトの日本ブログ村。
その「日記」カテゴリーの「主婦ブログ」の中に「引きこもり主婦」というジャンルがあります。
そのランキングから、人気の「引きこもり主婦ブログ」を3つご紹介します。
1.隣の芝生|専業主婦 引きこもりニート
40代の主婦「selinee」さんが運営されている「隣の芝生」。
2013年に開始以降、3日に1度は更新されている人気のブログです。
アラフォー、専業主婦の団地妻。
幼稚園に通う娘っ子と優しいサラリーマンのパパ3人家族。
いたって幸せな家族ですが。隣の芝生が青く見えて仕方が無いのです。
そんな心のもやもやドロドロを家族に内緒で吐き出そうと思います。
素敵妻、優しいママでいる為に・・・引用:隣の芝生
娘さんは小学校の高学年(2019年現在)で、そろそろ反抗期。
そしてご主人はモラハラ気味に見えます・・
夫から、修学旅行費ということで、1万円程貰った。勿論、レシートは必須。
あれだけ反抗的な態度を取られても、夫は子に甘い。
子が頼めば、財布の紐も緩む。だが、それ以外ー私の私物には手厳しいのだ。
「あなたはいいよな、毎日が夏休みで。」そんな夫の発言にも反論しないselineeさん。
誰に対しても、上手く自分の気持ちを伝えられない様子が見てとれます。
特にママ友関係。
自然にスネ夫ママらの輪に交じり、和気あいあいと雑談を始める。
私のように、一人で所在なく席についている者など誰一人いなかった。
引用:隣の芝生「自己満土産」
ポツンとしている様子が目に浮かんで、読んでるコチラも辛い。
この「隣の芝生」は、日記というよりは小説のような言い回しが特徴で・・
夏祭りに出かけた際、「旦那とビールを飲んで焼きそばを食べた」という描写がこちら。
↓
買ってしまった冷たいペットボトルを鞄に入れて、夫からビールを受け取る。
普段、飲むことなど殆どない生ビール。
クリーミーな泡を口に含むと、尖っていた心が丸くなる。
相変わらず、外でも夫との会話は皆無だったけれど、浴衣姿で行き交う人々を眺めながら食べる焼きそばは格別だった。
脇に寄せられた紅しょうが。
孤高の人を思い出す。彼女のように自分を持つ人。
私は、焼きそばにもなれなければ紅しょうがにもなれない。
引用:隣の芝生「夫の隣で」
この世界観(?)に、はまる人も多いようです。
コメント欄より
↓
- 読んでて文章力が凄い、何か小説を書かれてはどうかと思いました。絶対に何かできる方だと思うし、魅力的な方だと思います。
- とてもしっかりした文章でまるで物語を読んでいるように、引き込まれていきました。
引用:隣の芝生
管理人のselineeさんは、コメントに一切返信されていません。
それでも承認待ちのコメントが相当数あり、多くの読者に支持されているのがわかります。
写真は一切なし、文章だけの記事でこれだけ人を引き付けるのって凄いですね。
2.ココロのおうち。
「ココロのおうち。」は、40代主婦のころりさんが2012年から運営されています。
長年の鬱病があり、体調不良で引きこもる日々が続いていました。
ようやく体調が落ち着いた時には既にアラフォー。
不妊治療をする勇気もなく、気付けば子供のいない夫婦二人暮らしとなっていました。元々人付き合いが苦手だったところに、友人達は次々と子供が出来て話題は子育てばかり。
会っても互いに気を遣うばかりで気まずくなり徐々に疎遠に。
現在は友人と呼べる人は誰もいません。あえて言うなら夫が友人かもしれません。
子育て中の家庭が多い地域なんですかね?
近所でも疎外感を感じたり、子供がいる主婦との関わり方に悩んでおられる様子。
「ころりさんは子供がいらっしゃらないのなら、わざわざご主人と一緒にいる必要もないのでは?」
そう言われて私は固まった。
彼女の口調からも彼女には悪気は全く無い。
自分基準で物事を判断し、言葉を発しているだけ。
だがどうして子供がいないなら離婚すれば?と言う人が多いのだろう。今までも何度か言われた事がある。
パート先での何気ない会話にも、ひどく傷ついてしまいます。
子供がいるから頑張れる。
子供の為に長生きしたい。それが女性にとっての生きる意味なら、子なし主婦は何の為に生きているのだろう。
病気になった時、何を支えにすればいいのだろう。
「子どもがいない生活」で感じるストレスや不安が、同じような境遇の女性の共感を得ているのかもしれません。
3.渡る世間は珍獣ばかり
「渡る世間は珍獣ばかり」の著者は、40代の主婦「栗マロン」さん。
ライブドアブログで2016年に開始。
統合失調症だった自身のことや、発達障害児の子育てなどをメインに書かれています。
このブログは、ひきこもり主婦の私が書きたい時に書きたいことを気まぐれに垂れ流すための情緒不安定なブログです。
ブログ開設当初は、長女の話題や川柳がメインでしたが、現在は自分のことやら愚痴やら病みポエムやら、思いつくままに綴っています
引用:渡る世間は珍獣ばかり
ご自身で「情緒不安定」と書かれている通り、文体は様々で更新頻度も不定期。
内容は、ご本人曰く「病みポエム」。
何かを叩き壊したい。
拳をぎゅっと握りしめて、こらえる。
涙が出てくる。
どうせ誰もわかってくれない。
どうせ私の話なんて誰も聞いてくれない。
2ちゃん書き込み風の記事も。
時給に換算したら100円くらいだけどな(爆)!!
「wwwwwww時給100円てwwwwww
wwwwwwwwwwwワロタwwwwwwwwww
wwwwwww不毛なネット内職で搾取される主婦の典型例ワロタwwwwwwwwwwwww」というワーママ勢の失笑が聞こえてきますが、気にしません。
かなり重い過去の体験談もあったり・・
読んでいて心配になってしまいますが、無理せずに更新していって欲しいですね。
他にも色々|引きこもり主婦のブログ
引きこもり主婦の日記も色々。
先にご紹介したような、悩みを綴ったブログの他に
- 家にいるのが好き・雑貨の写真などメインのほっこり系
- 在宅ワークに熱心・ブログ収入も得たいサイト系
- 自身の書いたイラストや漫画を発信したい系
などなど。
特に、ポエムやイラストをブログで発信している方は多いですね。
「引きこもり」といいつつ、家で好きな事をしていて充実しているようにも見えます。
ブログに見る引きこもり主婦の実態は・・?
ブログを読む限り、学校のPTAに参加したりと外出もするし、引きこもりとは言えない?
パートに出てる方もいて、金銭面で全くの依存状態というわけでもないのですね。
ではなぜ、自らを引きこもり主婦としてブログで発信するのでしょうか。
「ココロのおうち」のころりさんによると、
子供がいない事、同年代の女性達との付き合いの難しさ、親との関わり方…。
いつもこんな風に悩んでしまうのは自分だけだろうか?
誰にも本音を言えずに一人で悶々と悩み続ける日々が続いていました。ふと自分の心の中で思っている事を吐き出してみたくなり、ブログでなら…と軽い気持ちで誰にも言えない悩みを書き始めたのがきっかけです。
外に出るか出ないかというより、周りの人に本音を言えないところが問題のようです。
誰かの共感を得たいという女性心理もあるのかも。
スポンサーリンク
まとめ
ランキング上位の「引きこもり主婦ブログ」の管理人は、みなさん家事や育児、介護やパートもこなしている様子。
さらにブログで発信もしていて、「ひきこもり主婦」としてはレアケースなのでしょう。
そして引きこもり主婦ブログといっても、シビアなものから、ほっこり&ポエム調のものまで色々です。
ただ、圧倒的に人気なのは、人間関係やぼっちの悩みを綴ったブログでして・・
人が「ひきこもり主婦ブログ」に求めるのは、主婦ならではの悩みや愚痴の共感なんでしょうね。